過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「これで最後、だね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2014/08/09(土) 02:57:17.36 ID:9UPUoVTN0
会社を出ると、ひんやりとした風が頬を撫でる。
もう既に時間も遅く、辺りは暗かった。
まぁ電車には余裕で乗れる。特に急ぐ必要もない。
最後にシンデレラプロダクションを目に焼き付け、足を踏み出そうとーー
「ーーーープロデューサーっ!!」
その声に、足が止まった。
いや、足だけではない。
身体が、思考が、一瞬止まる。
聞き間違えるわけがない。
ゆっくりと、振り返る。
ぜぇぜぇと息を切らし、膝に手を付いて立っている少女。
渋谷凛は、俺の事を真っ直ぐに見ていた。
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