過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「これで最後、だね」
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965: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2014/08/11(月) 01:45:50.75 ID:QKnXaulJ0






「おーいっ!」



その時、改札側から呼びかける声が聞こえてくる。

小走りで駆け寄ってくるのは、一人の若い男性。

スーツ姿でメガネをかけており、爽やかな印象。
何となく、十時愛梨のプロデューサーを思い出した。


恐らく、彼が待ち合わせをしていた相手なんだろう。



「あっ、もう! 遅いですよ!」



椅子から立ち上がり、抗議するように言う少女。
だが、別に本気で怒っているわけではないらしい。

何となく、俺もつられて椅子から立ち上がる。



「すまんすまん、前の仕事が長引いてな……あれ、そちらの方は……?」



その青年は俺に気付くと、それとなく少女に訪ねる。



「ふふ、熱心なアイドルファンです」



設置されたテレビに視線を向けつつ、ご丁寧にそう説明してくれる彼女。
いやいやいや。その説明だと俺完全にただのアイドルオタクみたいじゃないですか。否定できないけど。

俺が苦虫を噛み潰したような顔をしていると、青年は目を丸くし、その後微笑む。



「……そうか」



その様子は、何かに気付いたようでもあった。




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