過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「これで最後、だね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2014/08/11(月) 02:17:11.34 ID:QKnXaulJ0
*
ケータイの地図をチェックしつつ、その足は止めない。
人の多い道を、ぶつからないように気を配りつつ、とにかく走る。
途中何度かぶつかりそうになり、転びそうになりつつも、それでも止まらない。
急げ、急げ!
息を切らしながら、俺は走り続ける。
時間を確認。
くそっ、このペースだとヤバイな……!
思ったよりも渋滞が酷かった為、雪ノ下の計算よりも近くまで車で行けなかった。
さっき平塚先生が言っていた通り、他のイベントやらが影響しているのだろう。
どうする? どうすれば……
と、そこで不意に声を聞く。
「お兄ちゃーーんっ!!」
それは、絶対に聞き逃す事も、聞き間違える事もない声。
声がした方を振り向けば、やはり、彼女が立っていた。
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