過去ログ - 安部菜々「笑顔の魔法と月うさぎ」
↓ 1- 覧 板 20
13: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/07(月) 23:31:43.75 ID:lS8gWQ+Xo
「そんな菜々さんもファンも楽しみにしていたライブ、大成功だったと聞いています。
今まで苦労が報われた、というところでしょうか?」
「今回は特に、大きな会場での初の単独ライブでしたからね。
小梅ちゃん達も頑張ってるのに、ナナだけがレッスンも声優も中途半端、なんてわけにはいきませんし」
14: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/07(月) 23:33:51.24 ID:lS8gWQ+Xo
「ええと……凛ちゃんもMCで語ってましたけど、このライブはあくまで通過点なんです。
一区切りではありますけど、ここで歩みを止めることはしたくないですね」
シンデレラにかかった魔法は、十二時の鐘と共に解けてしまう。
だから、それまでは……舞踏会を楽しんでいたい。
15: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/07(月) 23:39:35.48 ID:lS8gWQ+Xo
席を立ち上がった記者さんを、ちひろさんと見送りに行く。
「社長、ついでに買い出しに行ってきても……」
「ダメですよ。買い物は外回りしてるPに任せて、見送ったらすぐ帰ってくるように」
16: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/08(火) 00:53:50.89 ID:pJoS4PSgo
シンデレラガールズ総選挙。
友紀ちゃんは、オールスター投票のようなものと言っていたっけ。
うちの事務所に所属する全アイドルを対象に、
17: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/08(火) 00:57:00.11 ID:pJoS4PSgo
といっても、私達にできることはほとんどない。
「だいたいさ、いざ選挙だーって言われても、今更杏達がすることなんてなくない?
媚を売ったら休みが増えるわけでもないし、あんまり仕事多いのも嫌だし」
18: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/09(水) 19:55:57.63 ID:34uGLmhOo
「お疲れ様です!」
「あら、おかえりなさい卯月ちゃん」
生放送を終えた卯月ちゃんが、プロデューサーさんと一緒に帰ってきた。
19: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/09(水) 19:58:40.51 ID:34uGLmhOo
「どうしましょう、今の子ってセガサターンとか知ってますかね?」
「サターンて……最近のゲームの話にしろよ、ブログに何個か記事書いてただろ」
プロデューサーさんと談笑していると、壁を背に寂しそうに笑う卯月ちゃんが視界に入った。
20: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/09(水) 19:59:23.51 ID:34uGLmhOo
「どうしましょう、今の子ってセガサターンとか知ってますかね?」
「サターンて……最近のゲームの話にしろよ、ブログに何個か記事書いてただろ」
プロデューサーさんと談笑していると、壁を背に寂しそうに笑う卯月ちゃんが視界に入った。
21: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/09(水) 20:02:20.85 ID:34uGLmhOo
そもそもの始まりは、半年前、私が過労で倒れてしまったことだった。
病床で弱気になっていたこともあるのだろう。
プロデューサーさんに、日頃の感謝を語っているうちに……
22: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/09(水) 20:03:10.23 ID:34uGLmhOo
それは単純に、売り出し中のアイドルが担当プロデューサーとスキャンダルになることの危険性を、
よく分かっているから……というのが一つ。
もう一つは、
23: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/09(水) 20:03:58.41 ID:34uGLmhOo
「そしたらプロデューサーさん、『卯月はいいお嫁さんになれるな』って。
それ聞いて私、なんだか顔が熱くなっちゃって……」
年明けにデビューした私と卯月ちゃんのユニット、シアワセうさぎ。
71Res/38.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。