過去ログ - 安部菜々「笑顔の魔法と月うさぎ」
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27: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/12(土) 21:41:05.69 ID:AXCv6A7Yo
お世辞にも、いいパフォーマンスだとは言えなかった。

会場はアウェーだし、観客の反応もまばら。

その時の彼女はまだ成長段階で、実力も実績も夕美ちゃんには及ばない。
以下略



28: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/12(土) 21:43:06.07 ID:AXCv6A7Yo
羨望、憧れ……少しの嫉妬。そして、たくさんの勇気。

ステージとの距離を感じさせない彼女の存在は、私に強烈な印象を与えた。

……どうせなら。最後にやりたいことを、やりたいだけやっちゃおう。
以下略



29: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/12(土) 21:43:48.77 ID:AXCv6A7Yo
あるいはそれは、恋と呼んでもいいのかもしれない。

そして私は、彼女と同じく魔法使いの手によって輝いて。

うさぎの馬車に乗せられて、舞踏会で彼女と一緒に踊っている。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/12(土) 23:45:26.06 ID:h8xchpzio
お、sailing dayのフレーズが


31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/13(日) 03:31:29.68 ID:97o4APVco
相葉ちゃんが秋葉原で活動してるのってなんか元ネタあるん?
あんまりアキバ系なイメージ無いけど


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/13(日) 03:50:00.34 ID:C0Ofr8jT0
>>31
お仕事秋葉原エリアのボス


33: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 13:49:47.36 ID:I/UE5KgBo
レギュラーのラジオの収録を終えて、事務所に顔を出す。

明日のスケジュールを確認して、思わずため息がこぼれそうになった。
慌てて飲み込んで、代わりにホワイトボードを写真に撮る。

以下略



34: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 13:51:05.26 ID:I/UE5KgBo
「おつかれ、菜々」

「あ……お疲れ様です、プロデューサーさん」

彼の声に、私はなんだかほっとしていた。
以下略



35: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 13:52:18.76 ID:I/UE5KgBo
「いやあ……なんだか、アイドルって楽しいばかりじゃないんだな、って」

嘘をつかない程度に、言葉を濁す。

あなたを他の子と奪い合うかもしれない、なんてこと、さすがに話すことはできなかった。
以下略



36: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 13:59:39.89 ID:I/UE5KgBo
どれだけ綺麗事を並べても、この業界は結局、パイの奪い合いだ。それは分かっている。

今月も、約五十人の女の子が事務所傘下の養成所でアイドル候補生となり、
同じくらいの人数がアイドルになれず、ここから去っていくのを見ている。

以下略



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