過去ログ - 安部菜々「笑顔の魔法と月うさぎ」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/13(日) 03:31:29.68 ID:97o4APVco
相葉ちゃんが秋葉原で活動してるのってなんか元ネタあるん?
あんまりアキバ系なイメージ無いけど


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/13(日) 03:50:00.34 ID:C0Ofr8jT0
>>31
お仕事秋葉原エリアのボス


33: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 13:49:47.36 ID:I/UE5KgBo
レギュラーのラジオの収録を終えて、事務所に顔を出す。

明日のスケジュールを確認して、思わずため息がこぼれそうになった。
慌てて飲み込んで、代わりにホワイトボードを写真に撮る。

以下略



34: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 13:51:05.26 ID:I/UE5KgBo
「おつかれ、菜々」

「あ……お疲れ様です、プロデューサーさん」

彼の声に、私はなんだかほっとしていた。
以下略



35: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 13:52:18.76 ID:I/UE5KgBo
「いやあ……なんだか、アイドルって楽しいばかりじゃないんだな、って」

嘘をつかない程度に、言葉を濁す。

あなたを他の子と奪い合うかもしれない、なんてこと、さすがに話すことはできなかった。
以下略



36: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 13:59:39.89 ID:I/UE5KgBo
どれだけ綺麗事を並べても、この業界は結局、パイの奪い合いだ。それは分かっている。

今月も、約五十人の女の子が事務所傘下の養成所でアイドル候補生となり、
同じくらいの人数がアイドルになれず、ここから去っていくのを見ている。

以下略



37: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 14:02:45.87 ID:I/UE5KgBo
「……ウサミン星人としてトップアイドルを目指すって、やっぱりおかしいですかね?」

「なんだよ、いきなり。まさか、アイドル辞めるとか言い出さないだろうな?」

動転したプロデューサーさんの問いに、苦笑で応える。
以下略



38: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 14:06:12.41 ID:I/UE5KgBo
「菜々……」

俯いてしまった私の上から、声が聞こえた。同時に、口の端が伸びる感覚。

「あほう」
以下略



39: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 14:10:27.03 ID:I/UE5KgBo
「菜々はいつも通り、精一杯アイドルを楽しんでくれればいい。
 お前をウサミン星人としてプロデュースするのが、俺の仕事なんだから」

やがて頬から離れた手のひらは、私の頭の上にそっと乗せられる。

以下略



40: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/13(日) 14:12:10.64 ID:I/UE5KgBo
「そうですよ、トップアイドルはナナの夢です!
 プロデューサーさんが背中を押してくれるんですから、これはもうビビッときちゃいますよ!」

「ん、いい感じじゃないか。明日も今まで通り、一つ一つ目の前の仕事に全力でぶつかってこい。
 そうすれば菜々と卯月の力なら、結果は後からついてくるはずだ」
以下略



41: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/04/14(月) 01:33:03.21 ID:0S78rrOko
シアワセうさぎの握手会とミニライブは、休日ということもあって大盛況。

夏から私と卯月ちゃんでラジオを、という告知もされて、ファンの方々も楽しそうだった。

控室から出ると、傾いた太陽からの西日が差し込んできていた。今夜は暖かいのかな。
以下略



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