過去ログ - 黒川千秋「私を信じて任せて、プロデューサー」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/09(水) 00:03:05.49 ID:CwW/zusk0
「少しだけ、話をしましょうか。プロデューサーさん、何か話して?」

月並みだが、今は心から言える。

「千秋。今回のライブは時間を掛けて皆で練習してきたライブの集大成だ。俺は本当に楽しみだよ」
「まるでファンの一人のような発言ね。あなたはプロデューサーなのよ」
「プロデューサーであり、千秋のファン一号だよ俺は。練習は絶対に裏切らない。あとは自分を、共に歩く仲間を信じることができるかどうかじゃないか」
ここまで言えば、千秋はわかる。

「あなたは私を信じてるのね」

「ああ。信じて任せてる」

千秋は一度うつむき、顔を上げた。凛として晴れやかだった。
「プロデューサーさんって不思議ね。ずっと昔から私を知っていたみたい。アナタになら、私の事を分かってもらえそうな気がするわ」

「期待しててよ」
その言葉に彼女は答えず、にこりと笑ってユニットメンバーの元へと駆けていく。

千秋は不安そうに震えていた緒方智絵里の手を取り、優しく微笑んで言葉をかけていた。
間中美里がにこにしながら千秋の頬をつついている。
ライブ開始直前、ユニットメンバー全員が手をつなぎあう。
孤高の歌姫は、今日はおやすみだった。


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