過去ログ - 黒川千秋「私を信じて任せて、プロデューサー」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/08(火) 00:21:31.89 ID:ECsn9sez0
祝勝会は些細なものだった。
その場の思いつきで彼女を呼び止め、入ったのはチェーンの喫茶店。
彼女はコーヒーとショートケーキを前に、
「最初はこんなものね。徐々に豪華になっていくのかしら」
勝利の余韻からか、珍しい茶目っ気を披露してくれた。
「俺と千秋、二人次第だな」
「千秋」
彼女が素早くつぶやく。
「あ……いやだったか?」
「ふふ……いいえ。千秋……ふふ……」
コーヒーに口付ける彼女の心境の全てはわからない。いつかわかりたい。
「全力をつくすよ。今日のLIVEで確信した。千秋となら、これから」
と言った所で、彼女に手で制された。
彼女はコーヒーカップを置き、意思のこもった目でこちらを射抜く。
「アナタのおかげでアイドルのスタートラインに立つことは出来たわ。でもまだまだトップは遠いってこと、分かってる。だからこそ協力してほしいの。私、アナタとならトップになれるって思ってるわ」
そう真面目に言い切った後、彼女は慈愛ともとれる柔らかな微笑みをくれた。
想いは同じ。まばゆく光るステージへ。
この輝き始めた黒真珠を――。


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