過去ログ - 穂乃果「あなたは…誰なの?」ヴィオラ「……」
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940: ◆J56L221nBM[saga]
2014/06/27(金) 17:27:53.32 ID:Zkjy605ao


穂乃果「…ねぇ、真姫ちゃん」

穂乃果「穂乃果は…本当にみんなを救う事が出来たのかな」




あの出来事から数日が経ち、μ'sのメンバーは全員元に戻っていた。
誰も欠けること無く、心や身体に傷を残した者は一人もいなかった。





…高坂穂乃果、一人を除いて






穂乃果「…時々ね、信じられなくなるの」

穂乃果「みんな、みんな魔女の家の事を覚えてなくて…それどころか、みんなで励ましあった日々の事でさえ覚えてなかった」

穂乃果「あんなにみんなで一生懸命頑張ったのに…手紙を見つけた時からの記憶が、みんな消えちゃってる」

穂乃果「ねぇ…あのみんなは、穂乃果の知ってるみんななの?」

穂乃果「本当のみんなは魔女の家で魂を悪魔に食べられて…あのみんなは、穂乃果が魔法で作った、偽物のみんなじゃないの…?」





…穂乃果の心に残った傷跡。

それは全てものを信じることができなくなる疑心暗鬼の心だった。



魔女に、人間に、悪魔に騙された少女の心に、かつての輝きを見ることはできなかった。
次は世界か、それとも神に騙されてしまうのか…


穂乃果の心に突き刺さった魔女の言葉は、癒える事のない傷として深く残った。





そんな事情を唯一知っている真姫は、何を馬鹿なことを言っているのか、という直接的な言葉をかける事が出来ず





真姫「…なにそれ、意味分かんない」








…そう、答える事しか無かった。


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