過去ログ - 御坂「それがあんたのやり方なの?」 レイ「そうよ」
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2: ◆Sfw.BieP36[saga]
2014/04/08(火) 20:25:02.04 ID:ii9Y9OWg0
シンジ「もう、みんなが怖いんだ」

エヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジは呟く。
シンジは通路を歩いている。
しかし、どうも様子がおかしい。
以下略



3: ◆Sfw.BieP36[saga]
2014/04/08(火) 20:25:41.29 ID:ii9Y9OWg0
今も右手に残る、カヲルの感触。
さっきの戦闘でカヲルを握りつぶしたのは、初号機のパイロットであった自分。

柔らかいカヲルの体に、憎悪に任せて力を込めた。
その瞬間が何度も何度も、頭の中で繰りかえされ……。
以下略



4: ◆Sfw.BieP36[saga]
2014/04/08(火) 20:26:17.41 ID:ii9Y9OWg0
確かに、あの時はカヲルを憎んでいた。
殺してやりたいと思った。

でも、血にまみれた初号機の右手を見た瞬間、一気に目が覚めた。
自分が、いったい何をしたのかを理解した。
以下略



5: ◆Sfw.BieP36[saga]
2014/04/08(火) 20:27:00.19 ID:ii9Y9OWg0
その瞬間、自分の中で何かが壊れた。
取り返しのつかない何かが、壊れた。

シンジ「もう、どうでもいいや」

以下略



6: ◆Sfw.BieP36[saga]
2014/04/08(火) 20:27:43.65 ID:ii9Y9OWg0
「何してんのよ」

シンジは声がした前の方を向く。

前にいたのは、明るい栗色の髪に青い目の少女。
以下略



7: ◆Sfw.BieP36[saga]
2014/04/08(火) 20:28:17.47 ID:ii9Y9OWg0
シンジ「……」

シンジは何も答えない。
目すら合わせようともしない。
いや、周りの様子に興味がないような反応だった。
以下略



8: ◆Sfw.BieP36[saga]
2014/04/08(火) 20:29:08.46 ID:ii9Y9OWg0
アスカ「ったく、久しぶりの対面だってのに、何よ、その反応は。せっかくこのアスカ様が声をかけたってのに」

アスカはいつもの、明るく自信にあふれた調子でしゃべる。
シンジは何も答えない。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/08(火) 20:29:51.71 ID:j3sacVl+0
ぶっちゃけ新バ−ジョンは知らないがエヴァの設定で一部を除いて旧版だと東京都は水没したから話が成り立たない 爆撃も行われたらしいし しかもN二爆弾かもだし
東京湾に面してる以上新盤でも東京が無事とは思えん


10: ◆Sfw.BieP36[saga]
2014/04/08(火) 20:29:55.92 ID:ii9Y9OWg0
すると、アスカの表情が変わる。
さっきの明るさから一変し、真剣な表情に変わる。

アスカ「渚カヲルのことは聞いたわ」

以下略



11: ◆Sfw.BieP36[saga]
2014/04/08(火) 20:30:44.91 ID:ii9Y9OWg0
アスカ「無理矢理引き留めて悪かったわね。行っていいわよ」

アスカはシンジに背を向けたまま謝る。
シンジは振り向きもしないで、通路の角を曲がり立ち去る。

以下略



12: ◆Sfw.BieP36[saga]
2014/04/08(火) 20:31:19.00 ID:ii9Y9OWg0
アスカ「このままだと壊れてしまう。アタシよりも深刻だわ」

アスカはシンジを追いかけようかと思ったが、やめる。
今の状態では何を言っても無駄だ。分厚い壁に跳ね返される。
それどころか、ぎりぎりのラインで保たれている心をぶち壊す一押しになりかねない。
以下略



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