6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/10(木) 05:55:25.87 ID:I+Ld9DSS0
むかし、むかし、あるところに王子様うさぎとお姫様うさぎがおりました。
二人はそれぞれの国の王様の目を盗んでこっそり付き合っていました。
ある日、王子様うさぎがお姫様うさぎを丘の上に呼び出しました。
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2014/04/10(木) 05:58:29.00 ID:I+Ld9DSS0
「どうしてここに呼び出したの?」
お姫様うさぎが質問すると、王子様うさぎはこう答えました。
「ごめん…、貰ったビーズ、バラバラになっちゃった…」
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2014/04/10(木) 06:01:39.29 ID:I+Ld9DSS0
続けて王子様うさぎはビーズがバラバラになった理由を話し始めました。
デートした事が王様うさぎにバレて、持っていたビーズをバラバラにされました。
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2014/04/10(木) 06:02:33.15 ID:I+Ld9DSS0
「ひどい…」
お姫様うさぎは涙を流しながらバラバラになったビーズを見つめてました。
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2014/04/10(木) 06:05:42.73 ID:I+Ld9DSS0
「あっ」
投げたビーズは夜空の中でキラキラと輝いていました。
「綺麗…」
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2014/04/10(木) 06:07:25.64 ID:I+Ld9DSS0
「もしかして、これを見せるために私を呼び出したの?」
お姫様うさぎが質問すると、
「そうだよ。ビーズが綺麗だったから、夜空にプレゼントしたらさらに綺麗になるかなと思って君を呼び出したんだ」
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2014/04/10(木) 06:09:23.44 ID:I+Ld9DSS0
王子様うさぎが言うと、お姫様うさぎは泣きながら言いました。
「ありがとう… ありがとう…」
王子様うさぎはお姫様うさぎを抱きながら言いました。
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2014/04/10(木) 06:11:20.22 ID:I+Ld9DSS0
ふたりがいたのはオーロラに触れる丘の上でした。
だけど、まだオーロラは出ていません。
「ふたり揃って二本足で立ったらオーロラが出るかな?」
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2014/04/10(木) 06:12:38.98 ID:I+Ld9DSS0
すると、夜空からオーロラが現れ、ふたりの上で輝き始めました。
そしてそのオーロラの中でさっき投げたビーズがまた輝き始めました。
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2014/04/10(木) 06:15:52.65 ID:I+Ld9DSS0
「凄い…」
この世の風景とは思えない綺麗な景色にお姫様うさぎは感動していました。
「さすがにオーロラには触れられないよね」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/10(木) 06:19:22.46 ID:I+Ld9DSS0
「見える?」
王子様うさぎがお姫様うさぎに呼びかけると、お姫様うさぎは
「見えるよ」
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