18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 18:46:56.89 ID:pG5fqgIz0
「あ、ら――?」
助手席に乗り込んだ瞬間、ぐにゃり、と視界がモノクロに彩られ歪んだ気がしました。
それも一瞬のことで、すぐ元に戻ります。
「…………?」
「三浦さん?」
「あ……はい、何でしょう」
「何だか調子悪そうですけど、大丈夫ですか?」
「いえ……何とも、ありません」
気のせいでしょうか。
体調も何ともないみたいだし……。
「何かあったら、遠慮なく言ってくださいね」
「はい、ありがとうございます」
「じゃあ戻りましょうか」
と、プロデューサーさんがエンジンをふかしたと同時にスマホが鳴ります。
「ちょっとすいません……もしもし?」
エンジンを切りスマホを耳にあてるプロデューサーさん。
こういうところは律儀な人だ。
「どうしたんだ? ……いや、仕事中だけど。
え、女の子? 担当のアイドルがいるけど……なんでそんなことまでわかるんだよ!?」
電話でまで突っ込みをしてる……。
「わかったよ、今度の日曜な」
そう約束であろう予定を言い残し、通話ボタンを切る彼。
「……彼女さんですか?」
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