過去ログ - 阿良々木暦「あずさジェリー」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 16:52:42.78 ID:pG5fqgIz0


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私、三浦あずさという人間を、一言で固有名詞ではない呼称で表現するとすれば、「アイドル」の一言で片付いてしまうのでしょう。

アイドルなんて言うと大抵の人は凄いと褒めてくれて、次はサインや握手を求めてきます。
その場は笑顔でお礼を言って――ありがとう、応援してくださいね、なんて対応するのだけれども、その度に思うことがあります。

『私はそんなにすごくない』と。
私はアイドルという生き方を選んだだけであって、普通の人とほとんど変わりません。
空を飛べる、とか魔法が使える、なんて事なら特別扱いも分かりますが、私には歌って踊るくらいしか出来ません。そしてそれは、誰だって練習すれば出来ることです。

結局何が言いたいのかと問われると、私はごく普通の女子大生に過ぎません。
同じ事務所の仲間たちも、口にこそ出さないけれどそう思っているはずです。
伊織ちゃんや響ちゃんだって、あの自信は自らを研磨してきたからこその矜持なのですから。

そして私がアイドルなった理由は、やっぱり普通なんです。



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