過去ログ - 阿良々木暦「あずさジェリー」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 19:27:54.97 ID:pG5fqgIz0

「――最近、ちょっとおかしいんです」

「おかしい、とは?」

私はプロデューサーさんに全てを話しました。
真宵ちゃんと会ったことがある気がすること。
前にも同じ場所で迷った気がすること。
この先起こることが確信に近い標準で予想出来てしまうこと。
丸くて穴の空いたクラゲが関連していること。

「三浦さん、それ――明日以降のことはわかりますか? 何となくでいいです」

「いえ、今日のことだけです。それも長くて、家に帰るまでくらいで……」

「…………!」

辛辣な台詞で、苦虫を噛み下したような表情を見せるプロデューサーさんでした。

「――僕が、天海の異変に関わったのは聞いていますね?」

「はい、何でも不思議なことがあったとか……」

「普段は滅多に接することも見ることもない、時折人に害や影響を与えるもの――それらを総じて、怪異と呼びます」

――怪異。

「僕は高校生の時に怪異に襲われ、怪異との関わりを持ちました。
大学時代も怪異に関して色々調べたりして――だからこそ、天海に手を貸すこともできたんです」

それは置いておいて、とプロデューサーさん。



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