36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 19:31:22.52 ID:pG5fqgIz0
「三浦さん……環海月から逃れる為には、すぐにでも願いを叶えないといけません。僕も協力しますから――」
「いりません」
「え……?」
だって。
この願いは。
「プロデューサーさんには、絶対に叶えられませんから」
いえ、明確に言えば、終わらせられるのはプロデューサーさんだけなんですが……でも、そんな結末はこちらからお断りです。
だから、ね。
ふよふよと中空に浮かぶクラゲが、前触れもなく唐突に目の前に現れました。
プロデューサーさんが息を飲むのがわかります。
「これが環海月……」
「うふふ」
クラゲに手を伸ばします。
ありがとう。
きっとあなたは、私を助けてくれたんだね。
あなたはご飯のためかも知れないけれど、それでも私は救われました。
もう、けりをつけるから――。
次で、最後にしようね。
クラゲに触れると、視界にノイズがかかり、歪みます。
さあ、そろそろ今日を終わらせましょう。
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