37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 19:32:52.75 ID:pG5fqgIz0
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そして、また私は海沿いの防波堤に腰を降ろしていました。潮風が気持ちいい。
その後すぐに真宵ちゃんに会い、プロデューサーさんがやって来ます。
もう数え切れない程なぞってきた軌跡でした。
「何かあったなら、相談に乗りますよ」
車に乗り込むなり、微笑んでそんなことを言うプロデューサーさん。
その笑顔が何より残酷だって、わかっているんですか?
「――そうですね」
可能性があるから、と前回の彼は言った。
可能性があるのなら。
本当に、天文学的な確率でも存在すると言うのなら――。
「好きです、プロデューサーさん。
私と結婚を前提に付き合ってください」
プロデューサーさんは、一瞬面食らったように目を見開いて、すぐに顔を引き締めました。
時折見せる、 彼の真面目な表情。
私が、一番好きな彼。
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