過去ログ - 雪乃「教えてあげるわ。これが、モノを殺すということよ」
1- 20
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/04/10(木) 22:31:13.24 ID:CuJtVbhS0
その時の俺は必死に考えながら走ったせいか、足元が疎かになってしまっていた

足に何を引っかけて盛大に転び、その場に倒れこんでしまった

八幡「クソッ、クソォ!」

八幡「動け!動けよ俺の脚!畜生が!」

自棄になって自分の脚を殴っても立ち上がれる気配はなく、鈍い痛みだけが残ってしまった

相模「ヒヒヒヒヒィィ!!!」

暗闇で後はよく見えないが、相模の酷く不愉快な金切声はすぐそこまで迫っていた

やがて暗闇から現れた相模を見て、俺は絶句した

相模「追いついた・・・」

俺の前に現れた相模は、もはや生きている人間なのかと疑う姿になっていた

身体のところどころは皮膚が腐り堕ち、皮膚の下の肉がむき出しの状態になっていた

恐怖のあまり声が出ない。今の俺は自分でもびっくりするほどのヘタレだった

相模が包丁を握りしめ、ゆっくりこちらへと歩いてくる

ついに相模が俺のすぐ目の前に歩み寄ってきた。金縛りにあったかのように体が動かない

相模は笑っていた

相模「やっと・・・これで」

もう終わりだと思ったその瞬間――

世界が、崩れる音がした。バリン、という音を立てて俺の視界が割れた

最初は発狂して俺の精神が崩壊したのかと思った

だが、視界が暗転する直前に見た相模は、驚愕していた


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
43Res/28.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice