過去ログ - 【艦これ】語られる事のない海のスナイパー達
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◆ANFZJVHAkB2d
[sage]
2014/04/23(水) 15:35:41.79 ID:K8/hbKOdo
いつのまにか執務室に入ってきていたイクは普段の様子と全く違っていた。
いつもは結んでいる髪が解かれ目の下にはクマができ見るからに憔悴しきっている。
19「どうもしてないのね・・・イクはいつも通りなの・・ね」
いつも見せている無邪気な笑顔もなく声もどこか震えている。
その生気の欠片もない姿はまるで・・・「奴ら」のようだった。
提督「どうもしてないわけあるか!この前の作戦がきつかったのか・・・?それならすぐにでも間宮さんを呼んで・・・」
19「どうもしてないって・・・いってる・・・の・・・」
絞り出すようにつぶやいた19の目からは大粒の涙が頬を伝い流れ落ちる。
19「なにも・・・なに・・も・・・う・・・・うわああああああん!」
突然大声を上げ泣き出した19は提督の胸元へ飛び込みきつく抱きつく。
19「はっちゃんも・・・いむやも・・・怪我して・・・イクも・・・死にかけてっ・・・」
19「こ・・・怖かったのね・・・!もうみんなにあえないって思ったら・・・怖くて・・・」
19「そしたら・・・声が・・・頭の中に声が聞こえて・・・こっちにこい・・・って・・・」
19「イクは奴らになってしまうの・・・?提督・・・イクは・・・」
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