過去ログ - 【艦これ】語られる事のない海のスナイパー達
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431: ◆ANFZJVHAkB2d[sage]
2014/05/05(月) 17:46:32.59 ID:XlKWYKDxo
提督(うわ…マジかよ…地下にこんな場所があったなんて…)

階段を降り、扉を抜けた先には普通の廊下が続いていた。

真っ白い壁が続く廊下の両脇にはいくつもドアがあり、ここが地下だということを忘れそうになる。

提督(開発室に…食堂…、それに…お風呂…?なんか普通の建物みたいだ)

大淀「執務室は一番奥の扉になります。さぁ、行ってあげてください。どんな人がくるか楽しみに待ってますよ」

提督「へ?あ…はい!」

キョロキョロしてた俺は思わず間抜けな声を出して返事をしてしまった。

艦隊司令官室、とデカデカと書かれたプレートがドアに据え付けてある。

先ほどから思っていたがかなり真新しい。どうやら作られてから日が浅いようだ。

提督(はぁ…ついにか…。緊張するなぁ…怖い艦娘さんだったらどうしよう…)

以前見たことある艦娘といえば兵学校の視察に付いてきていた長門と陸奥くらいだった。

その姿はまさにこの国の誇りであることを示すように巨大な艤装に身を包み凛とした面持ちであったのを思い出す。

提督(ええい!ここで怖気ついてもどうしようもない!行くぞ!)

提督「…失礼する」

重々しいドアを開けると正面には立派な執務机に上等そうなソファ、そして来客用であろうテーブルが見えた。

そして執務机の前に二人の少女が直立不動で立っており、お手本のような立派な敬礼をしていた。

大淀「提督が潜水艦隊に着任しました。これより艦隊の指揮をとられます」

大淀さんもその隣に立ち、同じように敬礼するとよく通った声でそう言う。

提督「…うむ。これからよろしくたのみゅ」

噛んだ。着任早々挨拶で噛んだ。それが俺の司令官生活初日の出来事であった。

続く


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