22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/11(金) 18:53:15.95 ID:95e+9Xdq0
「よしお前ら、挨拶が済んだらとっとと帰れ」
「なんだよー、冷たいなぁ兄ちゃん」
「そうだよ、もうちょっと接待してよ」
「なんで僕がお前らを接待しなくちゃいけないんだ。兄は仕事なんだ。いいからタワーでもツリーでも行って来い。そして人の多さに辟易とするがいい」
「そうですよプロデューサーさん、せっかく実家から遊びに来たんですか、ら……」
「仕事終わってからでいいからさー、一緒にご飯でも食べよう……ぜ……」
「音無さんまで……まぁ、それくらいなら――――」
火憐ちゃんと月火ちゃん、そして音無さんの視線が僕の背後に移る。
何事かと思って振り返るとそこには、二人用ジェットストリームアタックの如く上下から迫る双子の姿。
認識した時にはもう、遅かった。
いや、明確に言えば避 けることだけは辛うじて出来ただろう。
だが、すぐ目の前にまで迫撃する亜美ちゃん真美ちゃんの身を思えば、紳士たる僕に避けるという選択肢は最初から存在しなかったということになる。
そして末恐ろしいことに、この双子はそこまで計算して僕にイタズラを仕掛けてくるのである。
「ど→ん!」
「ヒャッハ→!」
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