31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/11(金) 19:08:30.68 ID:95e+9Xdq0
「ね→兄(C)、チューちて……?」
「ちゅ、ちゅう!?」
ちゅうって確か……寝ている人間にハートを食べさせる妖怪だっけ?
いやいや、ボケている場合ではない。
僕を決して離すものかとしがみつく少女が、目を閉じて唇を近付けて来ている。
何なんだよこの状況!
って言うかさ!
相手が例え十歳近く離れていようが、ここまでされて何もしない男は男ではないよ!
十三歳と言えば昔の日本では適正年齢だよ!
真美は合法!
新卒が中学一年生を好きなのはロリコンなのに八十歳のおじいさんが七十歳のおばあさんを好きなのがロリコンとは言えないのは何故なんですか!?
「真美ちゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
僕が瞳孔も全開に真美ちゃんの肢体を掴もうとした瞬間、
「お兄ちゃん?」
首元――頸動脈の中心を正確に捉えた月火ちゃんの千枚通しと、
「それ以上やるんだったら、先に胴体にお別れのキスしといた方がいいぜ?」
うなじ――頸骨の中心部にそっと添えられた火憐ちゃんの拳の感触が、ひやりとした悪寒となって僕の背筋を這った。
「……助かった、ありがとう二人とも」
これは皮肉ではなく本音だ。
正気を失う前に冷静になれて良かった。
しかし躊躇もせずに二人して急所を狙う辺り、さすがファイヤーシスターズと言ったところか。
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