過去ログ - メリーさん「運命です!最早、運命共同体です!結婚しましょう!」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/12(土) 00:59:15.36 ID:CS64myGe0
それから、細やかながら、メリーの歓迎会が行われた。
女性陣は寝息をたてている。

起きているのは、男にジンさん。
二人はコンテナの外にいた。

ジンさんは器用にタバコに火をつける。

ジンさん「おまえ、あれを仲間にして良かったのか?」

男「仲間に欲しいから、そうしたまでだ」

ジンさん「おまえ、死の呪いを受けたろ?」

男「梵字があるから大丈夫さ」

ジンさん「背中の牡丹は何色だ?」

男「ッ!」

男の左胸の梵字は呪いの耐性をあたえるもの。
それと対になるのが背中の牡丹の刺青。
呪いの種類により、牡丹の花の色が変わる。
呪いの中で強力なのは、死の呪い。
死の呪いの場合、牡丹の花は朱に染まる。

死の呪いだけは、逃れる事は難しい。
花の色が朱から、黒に変わると死に至る。
逃れる為には、呪いをかけた相手を仕留めるか、愛し、愛されること。
ただ、妖怪の愛と人間の愛は大きく異なる。

男は妖怪を愛する道を選ぶ。

男「もし、死んだら、それだけの器って事さ。それは、それで悪くない」

ジンさん「どんな結果になろうが、俺はお前に付いて逝ってやるさ、親父さんとの約束もあるしな」

男「ん。ジンさんには頼りっぱなしだな」

ジンさん「さてと、ホテルには俺が代わりに泊まってやるよ」

そういうと、ジンさんは人間に変化した。
見た目は渋いオジサン。

ジンさん「お前は、彼女についててやれ」

男「ありがとう、ジンさん」

男はコンテナに戻る。そっと、メリーの横に座る。
メリーは抜けた…もとい、幸せそうな寝顔をしていた。

男「はじめて、口説かれた相手が妖怪とはね…。しかも、それを受けるとは。俺はどうしたいのかねぃ、これからさき…」

メリー「マス…ター…。うん…め…Zzzz」

男「運命…か。悪くないな…!」




おわり






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