過去ログ - メリーさん「運命です!最早、運命共同体です!結婚しましょう!」
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[saga]
2014/04/20(日) 20:41:43.48 ID:A04v4VO40
呆気に取られていたクッチィを、女幽霊が見逃す筈がなかった。
女幽霊がクッチィに襲いかかる。
クッチィ「しまっ…キャァッ!」
クッチィが女幽霊に押し倒される。
女幽霊「お、ヲまえダけは!ニガさなイ!」
馬乗りになった、女幽霊が包丁を両手で構える。
メリー「先輩!」
男「チィッ!」
男がナイフを女幽霊の顔目掛けて投げつける。
しかし、空しく弾かれてしまった。
女幽霊が男を睨み付ける。
注意をそらす事には成功した。
男はメリーから離れ、二人から遠くに走り出す。
女幽霊「ワたしの、カおにキずをっ!」
女幽霊は凄まじい顔で男に襲いかかる。
男は間一髪で回避する。
男(怒りで、攻撃が単調になっている?)
男(顔を攻撃されたから?そういえば、客に襲いかかった時も、顔を貶されてあとに…。なるほどねぃ)
男は女幽霊を振り返り、挑発する。
男「どうした?俺は生きてるぜ、来ないのか?」
女幽霊の顔が怒りに歪む。
女幽霊は男を追いかけはじめた。
メリー「マスター!危ないです!」
男「来るな!」
男は走っていく。
メリー「な、なぜですか!?」
メリー「な、なぜ?私が妖怪だから…?最期は…一人が…いいのですか?一緒に、…傍にいて…くれるって…言ったじゃないですか…。」
メリーは大粒の涙を流し、座り込んでしまった。
クッチィ「…立ちなさい。本当にあなたどうしたの?」
メリー「…先輩。先輩は逃げないんですか?チャンスですよ。マスターが気を引いてるうちに…」
クッチィ「馬鹿!!」
メリー「せ、先輩?」
クッチィ「よく見なさい!あれが諦めた顔に見える!?」
クッチィ「あの男は諦めてない!諦めたセリフを言ってても、頭の中では次の手を考えてる。惚れた男を信じなさい!」
メリー「…先輩」
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