過去ログ - メリーさん「運命です!最早、運命共同体です!結婚しましょう!」
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68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/20(日) 21:20:51.52 ID:H9oigyhT0
服屋前

男「なんとか来れたか」

男は女幽霊の攻撃を回避しながら、服屋の前まで移動してきた。

男「二人は逃げれたか?…メリーが泣いてたよ様に見えたが…。…メリー…」

男が一瞬隙を作る。
女幽霊は見逃さず、襲いかかる。

男「しまっ…うわぁッ!」

男の体が飛ばされる。

男「…なんてね」

男は更衣室へ飛ばされながら笑みを浮かべた。

男の後を追い、女幽霊が更衣室に入った瞬間。
フロアに銃声が鳴り響く。


クッチィ「銃声!?」

メリー「マスター!?」

二人は更衣室へ駆け付けた。
二人が見た光景は、顔にヒビが入った女幽霊だった。
鏡越しに確認すると、眉間に弾丸が撃ち込まれていた。

メリー「マスター!大丈夫ですか!?」ギュウ

男「大丈夫だ、メリー」ナデナデ

クッチィ「銃は1つじゃなかったの?」

男「誰が1つしか持ってないって言った?」
男「こいつは、切り札さ。しかも特別製さ」

男は切り札と言っていた.44MAGNUMを左胸のホルダーになおした。

その時、女幽霊の顔が陶器を割ったように砕けた。
正確には醜い顔が砕け、中から綺麗な、女性らしい顔が現れた。

男「はじめまして。だね」

女幽霊が頷く。その姿からは先程の悪意が感じ取れなかった。
まさに憑き物が落ちたようだ。

女幽霊「…ありがとう」

そう言うと、女幽霊は空間にとけるように、静かに消えていった。
その最期の顔は、穏やかに微笑んでいた。




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