過去ログ - ユーリ「俺、アスピオに引っ越すことにするわ」 リタ「へ?」
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2014/04/12(土) 12:32:40.04 ID:ydvSh/Ss0
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ユーリがつれてきた医者がハンクスの診療を開始して、十分ほどの時間が経過した。

医者「安心してください。
   歩けなくなる程の怪我じゃないですよ」

ユーリ「だとさ。
    よかったな、じいさん」

ラピード「ワン!」

医者「ただ、少しですが骨にヒビが入ってますね。
   なので2、3週間は安静にしてください。」

ハンクス「そうか。
     ありがとな、お医者さん」

医者「では私はこれで
   お大事に」

そう言って医者はハンクスの家を後にした。

ユーリ「・・・なんか浮かない顔してんな、じいさん」

ハンクス「・・・ちょっとな」

ハンクスはベッドに座りながら、うつむいている。

ユーリ「俺が手伝えることがあるかもしれねえから話してみな」

ハンクス「・・・実はの、わしの友人が今アスピオに訪れていると手紙で知らせてきたんじゃよ」

ユーリ「アスピオ? 帝都には来ないのか?」

ハンクス「いそがしい奴でのう。
     やつは数日後にはダングレストに戻らねばならんから、ザーフィアスには来られないんじゃよ」

ユーリ「・・・アスピオか。
    そういえば今は人が住めるくらいまで復興が進んでたんだっけ?」

かつてアスピオは世界が星食みの危機にさらされた際に崩壊した。
しかし、多くの魔導師と騎士たちが全力で復興に励み、今では人が住めるようになっている。
アスピオには貴重な資料や資源、研究設備があったため、復興は精力的に行われた。

ユーリ「それで、その友人がどうかしたのか?」

ハンクス「わしはそやつから金を借りておっての。
     未だに返しておらんのじゃ」

ユーリ「金? いったいいくら借りたんだ?」

ハンクス「5万ガルドじゃ」

ユーリ「・・・結構な額だな」



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