18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/18(金) 22:13:20.63 ID:snF00AJR0
ーーーーーー
やえ「どうしました、部長」
部長「お前は二年生で唯一、レギュラーが確約されていると言って良い身分だ」
部長「故に、今日の対局にも本来は出てもらわなくて良かったのだが」
部長「お前に直に見てほしかった。今年の一年生に、モノになりそうな奴がいるかどうかを」
やえ「……」
部長「どうだ、めぼしい人材はいたか?」
やえ「……もう部長のお目にも留まっているかも知れませんが」
やえ「私が対局した中では……巽」
やえ「彼女は明らかに他の一年生とは違いました」
部長「やはりか。端から見ていても奴は目立っていたな」
部長「お前は今日の対局中、基本的に様子見を決め込んでいた。それが、巽に対してだけは多少本気になったと私には見えたが、どうだ?」
やえ「そんな、私は常に全力で当たりましたよ……」
部長「どうかな」
やえ「……と、ともかく、彼女は注目すべき存在です」
部長「うむ。常勝晩成をより磐石なものにし得る素材が入ってくれたか。喜ばしいことだ」
部長「次の対外試合に連れて行って、様子を見てみるのも良いかも知れないな」
やえ「そうですね」
部長「それと、二年生からも何人か連れていこうと考えている。メンバーは……」
ーーーーーーーーーーーー
由華「……」パクッ
由華(とりあえず、上手く立ち回れたかな。やはり県内屈指の強豪。気が抜けない……)
由華(それにしても、初戦の相手……)
由華(あれで二年生というのが信じられない。最上級生と言われても疑いようのないプレッシャー……)
由華(ほんの一瞬でさえ、気を抜くことは許されなかった……)
由華「小走やえ、か……」
……
…
103Res/87.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。