過去ログ - 須賀京太郎「できたぜ優希! 押すたびに俺の存在感が希薄になっていくスイッチだ!」
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◆0It35b3PanmG
[sage saga]
2014/04/13(日) 00:29:13.77 ID:Ts+Ba0uR0
優希が大きな声をあげると同時、それに呼応するかのように、行き止まりの壁から眩い光が発せられた。
そして次の瞬間、優希が消えた。というよりも、いつの間にか俺が一人光の中で浮かんでいる状態になっていた、といった方が正しいか。
おぶさられていたのだから、優希が消えたら俺は地面に落下している筈である。しかし、何の衝撃も痛みも訪れないまま、俺はそこに浮かんでいた……。まるでもともとそうしていたと言わんばかりに。全て
の過程は消し飛ばされたといわんばかりに。
いきなりの事に呆然としていると、ようやく自分の体の違和感に気付いた。
俺は今の今までかなりの傷を負っていた。それこそ、優希の歩行中のわずかな体の揺れさえも、直に骨に響いてきてしまうほどに。
だというのに、いつの間にかその痛みがどこかへ消え去ってしまっているのだ。まるで俺の体が一瞬の内に元に戻ったかのようだった。……いや、現実元に戻っている。さまざまな部位を動かしてみるが、先ほどはあった痛みはやはり感じられない。擦り傷などもキレイに治ってしまっている。
そこでふと、俺はある事に気付いた。この光の空間の奥に、特に眩く光る何かがあることに。そして、その何かが急速な勢いで大きくなっていることに。
二倍、三倍と大きくなっていくその何かは、数秒後……俺の全身を包みこんだ。
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