過去ログ - 須賀京太郎「できたぜ優希! 押すたびに俺の存在感が希薄になっていくスイッチだ!」
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38: ◆0It35b3PanmG[sage saga]
2014/04/13(日) 00:38:01.15 ID:Ts+Ba0uR0
優希「……ふう。怒鳴ってすまんかった。でもこれは、この大いなる話は……私よりもむしろ、お前が知っておくべきものなんだじぇ。ただ、その声の主はタコスとの共鳴を行えないお前の頭にまで干渉することが出来なかった。だからこそ、一番近しい人間であり、かつタコスとの共鳴が可能な私に、メッセンジャーの役割が与えられたんだじぇ」

優希「これまで以上にとんでもない話になる。タコスの国も、オカルト研究所も、全部がちっぽけなことに思えるほど。でも、心して聞いてほしいじぇ。お前がこれを理解してくれるか否かで、その後は大きく変わっていくからな」

京太郎「ゆ、優希……?」

 優希はその表情を真面目なものに変え、じっとこちらを見据えた。眼光は鋭く、唇はしっかりと閉じられている。少し中心に寄せられた眉も相まって、なんだか怒っているようにも見える。言うなれば、「有無を言わさない顔」だ。

 俺はこんな表情の優希を見たことがなかった。普段の優希はおちゃらけていて、その顔には常に活発な笑みを浮かべている。それ以外だと、時たま悲しそうな表情を見せたりすることがあるくらいだ。

 そんな優希がこうして表情を改めたのだ……おそらくここから「本題」に入っていくのだろう。これまでも衝撃の連続だったが、それさえも小さく思えるほどの何かがこの先にあると優希は言う。俺なんかの頭では予想することさえ出来ない、とんでもない何かが。

 俺の心が、不安で震えた。

優希「…………」

京太郎「…………」

優希「…………」

京太郎「…………?」

優希「……そ」

京太郎「そ?」

優希「そんなに見つめないで欲しいじぇ……」ポッ

京太郎「……えっ?」


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