過去ログ - 女戦士「眠りの森？」 -SS速報VIP

過去ログ - 女戦士「眠りの森？」

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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/13(日) 00:47:46.22 ID:czbTJrB80
女戦士（胸を張って言おう。私は女の子が大好きだ）

女戦士（いや、子じゃなくても、竿と玉がなければどんな人でも愛せる自信がある）

女戦士（そんな私は、ある噂を耳にして、それなりに深い森の中を進んでいた）

女戦士（なんでも一人の女性が眠っているとの事だ）

女戦士（ただの女性ではない。あまりの美しさゆえに、魔女によって眠りにつかされた絶世の美女）

女戦士（その話を聞いて黙っていられる私ではない。即決、即行動。迷いも躊躇いもなく、森に入った）

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 00:49:05.75 ID:czbTJrB80
女戦士（道のりはそれなりに厳しい物ではあった。険しい獣道。四方八方から襲い来る魔物たち）

女戦士（誰一人として、噂の美女を起こせないという事に納得出来る難易度だった）

女戦士（しかし私は単身で辿り着いた。体の内側から溢れるレズパワーのおかげで）

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2014/04/13(日) 00:50:31.28 ID:czbTJrB80
女戦士「おっかしーと思ってたんだよなー！　険しいちゃ険しかったけど、ここまで近くの村から半日で来れるしさ！」

女戦士「その村で情報を集めると、みんなして後悔するからやめとけって憐れんだ目で見て来たしさ！」

女戦士「聞いた時に教えてくれよ！　美女どころか、女でもない髭面のオッサンだって！　　いびきのうるせぇオッサンだって！」

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2014/04/13(日) 00:51:13.44 ID:czbTJrB80
女戦士「あまりの苛立ちのせいで、斧の峰で全力腹パンをしてしまった。ちなみに良心は痛んでない」

オッサン「グフッ、ゴホッ……」

女戦士「あっ、やべぇ。コイツ、起きちゃ――」

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2014/04/13(日) 00:52:33.26 ID:czbTJrB80
女戦士「び、びっくりした……」

オッサン「そりゃ、こっちのセリフだっての。たくっ、もっとましに起こしやがれ」

女戦士「知ったこっちゃない」

6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 00:53:47.32 ID:czbTJrB80
オッサン「なんか体中から変な臭いがするし、水浴びでもすっかね」

女戦士「近くに川はないぞ」

オッサン「嘘っ！？」

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2014/04/13(日) 00:54:58.93 ID:czbTJrB80
女戦士「こんなんで悪かったな。つーか、私はオッサンにキスなんてしてねぇぞ」

オッサン「正確には女が触れたら、だったがな。大方、斧振り回した時にその長ぇ赤い髪が俺に当たったんだろ」

女戦士「あとで百回は髪を洗っておかないと……。って言うかさ、なんでこんな森ん中を選んだんだ？」

8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 00:56:01.18 ID:czbTJrB80
オッサン「まぁ、心当たりはあるけどな。ってか、あいつ以外に考えられねぇ」

女戦士「オッサンを眠らせたやつか？」

オッサン「勘がいいじゃねぇか」

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2014/04/13(日) 00:57:19.23 ID:czbTJrB80
女戦士「オッサンに言われると全てがムカついてね。ところで、なんでレズってわかった？」

オッサン「俺を美女と思って来たんだろ？　で、その寝ている美女のおっぱいを揉んだりしたかったんだろ？」

女戦士「生温いよ。揉むだけじゃ私は満足しないね。舐めて吸って、順を追って舌を下半身へ……グフフフ」

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2014/04/13(日) 00:57:52.95 ID:czbTJrB80
女戦士「なんか言いたそうだな」

オッサン「うんや。じゃ、俺は行くけど、もう話す事はねぇよな？」

女戦士「聞きたい事聞いたから、もういいや。むさい男はさっさと消えな」

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 00:58:40.57 ID:czbTJrB80
近くの村

女戦士「……で、なんでオッサンは素っ裸で張りつけ系晒し者にされてるんだよ」

12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 01:00:01.18 ID:czbTJrB80
女戦士「じゃあ、質問するけど、なんでオッサンは川を流れてたんだ？」

オッサン「木の枝に干してた服が風にビュービュー。川にボッチャン、ユラユラ。飛び込んだら、川の中の岩にゴッツンコ」

村人「……なに言ってるんだ、お前」

13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 01:01:00.73 ID:czbTJrB80
オッサン「いやぁ、今度の眠りは起きられなくなりそうだからな。慎ましく遠慮させて頂きたい」

女戦士「確かに慎ましいな、オッサンのそこは」

オッサン「そ、そっちは大きくなるし！　全力で五倍だし！　25センチ級だし！」

14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 01:01:39.75 ID:czbTJrB80
女戦士「村を助けた代わりに、可愛らしい少女数人と戯れたから」

オッサン「うわぁ……」

女戦士「田舎の少女は良い。清らかな素朴さで尽くしてくれる。ジャックポッドを引き当てた時のコインみたいに脳汁が出た」

15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 01:02:20.44 ID:czbTJrB80
女戦士「そんなわけで、助けて欲しかったら女を用意しろ」

オッサン「完全に賊のセリフだよな、それ」

女戦士「で、どうなんだ？　出来るのか出来ないのか？」

16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 01:03:16.31 ID:czbTJrB80
女戦士「別の人か。その友人とやらを私が得られる確率は？」

オッサン「高くて二割ってところか」

女戦士「見た目によらず正直だな。普通、嘘でも十割と言うぞ」

17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 01:04:02.61 ID:czbTJrB80
村長「ずいぶんと賑やかのようだの」

村人「そ、村長！」

村長「遅れてすまんのぅ。して、不審者とはこの者か？」

18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 01:04:31.68 ID:czbTJrB80
村長「縄を解きなさいと、私は言ったのじゃよ」

村人「で、ですが……いえ、畏まりました。降ろすぞ、皮被り」

オッサン「あのさ、俺、いい加減泣いちゃうよ？」

19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 01:05:15.85 ID:czbTJrB80
村長「お久しぶりですな。随分と長い間、眠っておられたようで」

オッサン「あれ？　俺の事知ってんの？」

村長「無理もありませんか。わしは、こーんなに小さな鼻たれ小僧でしたからのぅ」

20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 01:06:14.00 ID:czbTJrB80
村人「そ、村長、この変態とお知り合いなのですか？」

村長「このお方はな、過去にこの村を救って下さったんじゃよ」

村人（この村を救ってくれるのは、変態だけなのか……）

21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/13(日) 01:06:54.00 ID:czbTJrB80
女戦士（私、空気）

村人（村から出ていけ、変態女）

女戦士（私はレズだ。変態じゃない）

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