過去ログ - 小狼「三年三組と災厄」
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8: ◆v85ixlfeNM[saga]
2014/04/13(日) 21:23:54.43 ID:ENNsqlnB0
鳴「二十五年前から三年三組で起こったある不思議な出来事があるの。それが始まってしまうとね、その年の三組で毎月一人以上の死者が出るの」

全員「!?」

鳴「これはきっと呪いだ、なんて云われたりして…」

鳴「実はクラスの人数が一人増えるの。誰も気づかないうちに増えてるの。誰がそうなのかどうしても分からない…もう一人が」

鳴「きっかけは二十六年前の三年三組の例の行いだった。死んでしまったミサキという生徒を死んでないものと決めて皆で一年間そういうふりをし続けて…卒業の日の記念写真にいるはずのないミサキが写ってしまった。つまり死者がそこに呼び戻されちゃったわけ」

鳴「このことが引き金となって夜見北の三年三組は死者を招き入れる器みたいな場に…」

鳴「…死に近づいてしまった」

小狼「だから毎月死人が出るんですか?信じられません」

鳴「最初に起こったのは二十五年前…新学期が始まってすぐ机と椅子が一つ足りないことが分かったの。初めは何かの手違いだろうって気にしなかった」

鳴「ところが…生徒六人生徒の家族十人…計十六人。1973年の死者の数よ」

鳴「以来…毎年ではないにせよ、そういった異常現象が起こり続けたの。それで当然みんなは何らかの対策を講じようとしたわけだけど…」

ファイ「んー…お祓いとかかな?」

鳴「…っていうのもあったかもね。例えば教室を変えてみたり…でも効果はなかったって。新しい校舎が出来て三年生の教室がC号館に移っても…」

小狼「要するにそれって教室や校舎じゃなくて三年三組というクラスが問題ってことですか?」

鳴「……そういうことね」


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