12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:12:35.52 ID:ELOZREPyo
そんな彼女を見て、プロデューサーは一つの考えにたどり着いた。
それは、途方もなく実直で本能的で、それでいて彼の素直な感情。
「横取り、されたくなくてさ」
「……え?」
「飛鳥がとても魅力的だから、他の人に取られたくないんだ、絶対。……だから、付き合うという行為を通して、お前の所有権を声高に主張したかったのかもしれない」
飛鳥から目を逸らしながら、彼は早口で捲し立てる。
機嫌悪そうに眉を顰めてはいるが、それはどう見ても照れ隠しのためだ。
「付き合うという行為を通して、ボクとの間に鎖を繋ごうとした訳か……。その鎖は、ボク達の想いを縛る鎖になるかもしれない。――けれど、互いの絆をより強靭にするかもしれないね」
一人納得した様子の飛鳥。しかしそこで、今度は新しい不安が生じる。
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