13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:14:24.62 ID:ELOZREPyo
「ボク達が付き合うとして、その鎖がいつまでも保たれるとは限らないだろう? 鎖はいずれ外的要因によって破壊されるかもしれない。はたまた、経年劣化で破損するかもしれない。鎖……一度得た繋がりを失うことになるのなら、そんなのボクは、嫌だよ」
先程までの大人ぶった様子はどこへやら、14才という年齢相応の振る舞いを見せる飛鳥。
そこにいるのは、恋愛問題に悩む、どこにでもいる少女だ。
「……失ってしまうのなら、それならいっそ」
「――初めから関係を作らなければいい、か?」
いたく感情的な少女の台詞に、プロデューサーが口を挟む。
その声色には、僅かに怒りの表情が混じっていて。
「それこそ、お前が俺の気持ちを信用していない事の証左になるぞ……?」
「……ごめん」
最初から、心配する事などなかったのだ。
飛鳥のこの想いが薄れることなどないだろうし、同じように、隣に座っている彼が飛鳥を見捨てる事もないだろうから。
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