4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/13(日) 22:03:01.89 ID:ELOZREPyo
不意に己の隣を占領する飛鳥に心を乱されながらも、プロデューサーは飛鳥に尋ねる。
「つまりそれは、俺らが付き合い始めたってことで……」
「いや、それは違うよ」
きっぱりと否定する飛鳥。
「――残念だな。まさかキミも、世界の理に捉われてしまっていたとはね。」
残念という単語とは裏腹に、口角を僅かに上げる飛鳥。
近しい者にしか分からないその表情は、彼女が饒舌に変わる際の青信号のようなもので。
それを知っているプロデューサーは、柔らかなソファーに身体を預けて考えを巡らせる。
そして、幾分かの沈黙のあとに、飛鳥が考えているであろう命題を口にした。
「つまり、単に恋仲である事と付き合う事は、別の問題ってことか?」
「……キミのその物分かりの良さは、本当に驚嘆に値するね」
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