過去ログ - オティヌス「安価で拾った」ふぃあんま「♪」トール「は?」
1- 20
5: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/13(日) 22:22:11.29 ID:TTgy+I6o0
【時間軸はお察しの通り旧約22巻以降〜 設定は基本、原作に準じます】


「………迷子かな?」
「落下したところを見る限り、服装は同じようだけど」
「じゃあ、やっぱりこの子が彼ということか…」
「呪いの類…にしたってちょいとおかしいな…」

金髪の男女が、雪原に立っていた。
彼らが見下ろしているのは、赤い衣装をまとった幼い少年。
まだ一人で歩かせては直様迷子になる年齢の。

「う……」
「……ひとまず連れて帰ろう。
 仮に勘違いだったとしても、小さい子供をこんなところには置いて行けないし…」

青年はそう言って、しゃがみこみ。
それから子供を雪の中から助け出すと、付着した雪を払ってやる。
雪原は赤黒い血液に汚れていたが、子供に怪我はない。

「それじゃ、戻ろうか」
「そだね」

さっぱりと女が応え、二人の大人と一人の子供はその場から姿を消す。
後に残ったのは、血液が滲んだ赤い雪だけだった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
242Res/78.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice