238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:22:13.98 ID:aFMIt3ru0
「……ん」
ベッドしかない部屋で、角山与一は目を覚ました。
「……あ、れ?」
ここは何処だ?
起きた与一が最初に思ったのはそれだった。
ベッドから起き上がると与一はグルリと部屋を見回した。
床も、壁も、天井も。
みんな真っ白だった。
「……何だよ、ここ。」
軽く一歩を踏み出したときーーー。
「うっ!」
頭に激痛が走った。
が、すぐに収まった。
「……何なんだ……」
二日酔い?
いや、今まで酒なんて飲んだことはない。
頭を軽く抑え、与一は眠る前までのことを思い出しそうとする。
確か、学校が終わって、バイトに行って、バイトが終わって、家に帰ろうとしてーーー。
そこから先は思い出せない。
多分、家に帰ろうとしたところで、自分は眠ってしまったようだ。
いや、眠ってしまった、は恐らく違う。
自分は今まで居眠りなんてしたことがないし、道のど真ん中で寝てたら車に轢かれる。
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