過去ログ - 日向「強くてニューゲーム2」
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253:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:31:56.25 ID:aFMIt3ru0
「えっ、嘘!?」
先生の授業が余りにも退屈で居眠りをしてしまった私ーー相坂未知は眠りから覚め、そして驚いた。
教室には、誰もいなかったから。
外を見ると、太陽はもうとっくに落ちて真っ暗になっていた。
今度は時計を見る。
時刻は7時を過ぎていた。

「やだ、見たいテレビ始まってんじゃん! 何で誰も起こしてくれなかったのよ!」

イライラが募り、机を蹴飛ばそうとしたが、時間が無駄になるため、私は急いで、鞄に教科書や、ノート、筆箱を入れると教室から出た。

(はぁ、もう最悪だよぉ!)

階段を降りると、下駄箱まで一気に走った。
そして、足を止めた。
誰かがいたから。
その誰かは、下駄箱付近をうろちょろ歩き回っていたけど、私の存在に気づくと、此方へ走り寄ってきた。

「丁度良かった! ねぇ君さ、この扉開けれる?」

走り寄ってきた人物は指を指す。
その先には、玄関の扉があった。

「えーと、鍵が掛かってるんですか?」
「うーん、そうみたい。 押したり、引いたりしたけど、ビクともしないの」

試しに私も扉を開けようと心みる。
しかし、誰かに言われた通り、ビクともしなかった。

「開きませんね…」
「うう…早くご飯食べたいのに…」
「あ、窓からは……」
「あ、その手があった!」

私達は近くの窓を開けようとする。
しかし、窓も扉同様、ちっとも開かなかった。

「どういうことなの……?」
それから全ての階の窓を調べたが、開く窓は一個も無かった。
それだけでは無い。
外へ通じる扉も全て鍵が掛かっていた。
「……あ」
「どうしたの?」
「職員室に行きませんか? もしかしたら先生が残ってるかも」
「あ、その手があった!」
私達は職員室へ向かおうと歩き出す。
そのときだった。
ジャー!


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