過去ログ - 咲「お覚悟を」池田「そうはいかないし!」
1- 20
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:09:00.07 ID:CrR8uSDw0
そう言い合いながら二人は刃を合わせあう。

最初こそ互角ではあったそれは、徐々に咲が劣勢へとなる。

最後には池田が咲を畳の上に押し倒す形で決着がつく。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:11:30.10 ID:CrR8uSDw0
池田「…なぁ、あんたのその頭…地毛じゃないだろ?」

咲「それが、なんですか?」

池田「いや、せっかく綺麗な目してんのに髪が合ってないなって思ったんだし」
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:14:42.30 ID:CrR8uSDw0
できれば、彼女の本当の姿が見てみたいと思い…

池田がそっと咲の髪へと触れた時だった。

和「咲さんから離れてください」
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:17:22.52 ID:CrR8uSDw0
和「なるほど…随分と機敏なんですね。これでは確かに咲さんの分が悪い」

和「咲さんは人の死角を利用して相手を殺すのを得意としていて、切り合いにはとんと弱いですからね」

日本刀の刃先に微かに滴る池田の血を振り払うように軽く刀を払いながら、
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:20:01.24 ID:CrR8uSDw0
その煙に乗じて池田が窓から外へと飛び出していく。

あまり多くなかった煙幕が収まれば、その場には和と咲が残される。

和「咲さん、追いかけてください」
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:22:22.89 ID:CrR8uSDw0
顔を上げてその人物を確認して、池田は思わず呟いた。

池田「やば…」

咲「残念でしたね…城の外に出ていれば、まだ生き延びれたでしょうに」
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:25:56.38 ID:CrR8uSDw0
池田「そりゃ死にたくないけどな。でも、人間諦めも肝心だし」

池田「それに、あんたみたいな綺麗な人間に殺されんなら……いいかなって」

咲「綺麗…?私が、ですか…?」
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:27:45.93 ID:CrR8uSDw0
咲「……妹……?」

池田「妹がもうすぐ誕生日なんだし。もう両親も死んで唯一の肉親なんだ」

咲「家族が…いるんですね…」
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:29:54.53 ID:CrR8uSDw0
それどころか、なにやら肩あたりの服が破かれる気配を感じ

ゆっくりと目を開ければ、咲が傷つけられた池田の肩に布を巻いていた。

池田「え?………なんで?」
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:32:34.29 ID:CrR8uSDw0
突然の変わり様に池田は驚きに目を丸くする。

そんな池田を気にすることなく、咲は淡々と事を進める。

咲「着いてきてください。抜け道を教えます」
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:34:40.04 ID:CrR8uSDw0
池田の言葉を遮るように、咲はギュッを手を握り、そう言いきった。

その表情はどこか辛く悲しみを含んでいるように見えて、池田は思わず声を失った。

静かになった池田の手を咲は引きながら「こっちです」と池田を逃がすための抜け道を歩く。
以下略



71Res/40.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice