3: ◆oU/2O5ujGod.[saga]
2014/04/15(火) 21:46:03.04 ID:xeDoUd6f0
少年「きみだって、どうして毎日ぼくの練習を見に来てるのさ?」ブン!
少女「だって、街にいたってつまんないんだもの」
少年「僕と一緒に居るほうがつまらないと思うけど?」ブン!
少女「あら? そうでもないわ」ポウ
少女「えい!」ビ!
ドガ!
少年「うわ!」ヒョイ
少女「ふふふ♪ だってこうやってあなたのことからかうの楽しいんだもの♪」ニコ
少年「あぶないな! 魔法を人に向かって使うなよ!」
少女「あら? でも避けるのがだいぶ上手くなってるじゃない? これって良い練習だと思うけど?」
少年「その分魔法強くしてるでしょが」プクー
少女「私は楽しい。あなたは魔法を避ける練習。これで五分五分でしょ」クスクス
少年「もー。やめろと言ってもやめないからでしょ」
少女「そりゃあね。選ぶ権利はわたしにある。あなたの命令は聞けないのだよ」エヘン
少年「ひねくれ少女」
少女「本当にぶつけるわよ?」
少年「……スミマセンデシタ」
少女「ふふふ、あなたって本当にからかいがいがあるなあ。楽しい♪」
少年「……はあ。まあ、きみが楽しいのならもうそれでいいよ。だから邪魔だけはしないでください」ペコ
少女「ふむ…。頭を下げられてはこちらもわがままは言えないな。じゃあ今度からは、
わたしの魔法が当たった時には稽古の邪魔にならないように回復してあげるね」ニコ
少年「そっちですか…」
少女「わざと当たった方が元気になれるかもよ?」
少年「きみの回復魔法の凄さは知ってるけど、攻撃魔法の凄さも知ってるので遠慮しておきます」オコトワリ
少女「つれないなあ。強くなるためにはドーピングも必要じゃない?」ピ
少年「うわ! なにす…え…? か、体から力が沸いてくる…!?」ググ
少女「凄いでしょ? こないだ本見て覚えてみたんだ♪」
少年「本って…、一体どこからそんな本持ってきたんだよ…」
少女「そんなことはどうでもいいの。ほら、試してみなさいな♪」
少年「ゴク……」ギュ
少年「えい!」
ブオン!!
少年「!!」
少女「お〜!? すごいすごい!!」
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