5: ◆h894TYD8msVH[saga]
2014/04/16(水) 19:19:46.17 ID:1UsZU+mE0
男(たしか……2―Aの友だったな)
美形で成績優秀、しかもけっこうな変わり者。
目立つのは当然のことだった。
男「あ」
友「…………」
そのとき、けたたましい腹の音があたりに響いた。
弁当に集中していた友はキョトンとした顔で、こっちに目を向けた。
なんだかすごく恥ずかしい。
男(帰ろう)
マヌケ面を見られたくなかった俺は、急いで友に背を向けた。
だが、それと同時に背中に小さな声が聞こえたような気がした。
友「……る」
男「え?」
友「食べる?」
それが俺たちの出会いだった。
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