過去ログ - 穂乃果「酒は飲んでも呑まれるな」
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45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/17(木) 02:38:52.39 ID:uAFQHBLh0
「部活は中止ってメールしたけど…まぁ、そうなるよね」
ことりは盗聴器の電源を落とし、ため息をついた。
作戦は失敗だった。彼女を部室に近づけたくなかったら、もっと直接的に言うべきだった。
「部活が中止でも自主練はできるよ! きっと誰かいるはず!」
いつの間にかメールボックスに入っていた彼女の返信を見て、ことりはクスリと笑った。
(頑張り屋さんだもんね。それでこそ穂乃果ちゃんだよ)
「…さて、これで真姫ちゃんをここに閉じ込めておく理由がなくなったんだけど…」
ここは南家・ことりの部屋。そして真姫はベッドに両手を縛られている。
目が覚めてからにやにやするばかりだったことりが急に話しかけてきて、
本能で身の危険を感じたのか、真姫は部屋の主をにらみつけた。
「…どうするつもりよ」
真姫の声が奮えている。
虚勢を隠しきれていないのがことりの嗜虐心をたまらなく刺激した。
まるで猫が遊び道具の獲物をいたぶるように、じゃれるように追い詰めていく。
「さぁ、どうするつもりだったのかな? ねぇ、真姫ちゃん」
「…何が言いたいの」
「これ、なーんだ?」
真姫の顔から血の気が引いていくのがわかった。
ことりが薬瓶を取り出したからだ。
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