過去ログ - 穂乃果「酒は飲んでも呑まれるな」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 21:07:52.75 ID:ijUnC7Rk0
しかしそれは失策だった。にこは絵里が射程圏内に入ったのを確認するや否や飛び上がり、彼女の唇を奪ったのである。

「ん―――!?」
「ん―――♪」

更にはいつの間にか口に含んでいたのか得体のしれない液体を流し込まれ、とっさのことに対応できず絵里はそれを飲み込んでしまう。
喉が焼けるような感覚に戸惑いながら絵里はにこを引きはがそうと彼女の肩をつかむが、手が滑って彼女のカーディガンを肩口から引き摺り下ろしてしまった。

「あっはぁー……絵里ちゃん強引……♪」

強引なのはどっちだと思いながらも絵里は意識を奮い立たせる。にこに口移しされた液体の正体はなんとなく察しがついていた。
薄い本にお決まりの都合のいいアレだ。いくつもの平行世界で犯し犯されてきた自分の魂がこのままではマズいと警鐘をならす。しかし手が震えてうまく動かない。
絵里が思索を巡らせている間に、知ってか知らずかにこは絵里の弱点である首筋に頭を擦り付けしなだれかかってくる。

「ねぇ、絵里ちゃん……にこね、妹がいるの。知ってた?」
「ちっちゃくてね、すっごくかわいいの。自慢の妹なの」
「だからにこもね、自慢のお姉ちゃんにならなきゃって、いつも思ってるの」
「でもね……ずっとお姉ちゃんしてると、にこも疲れちゃうんだ」



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