過去ログ - 女賢者「人間、ということ」
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2:唯野 ◆xM1rhmOJvo[saga]
2014/04/16(水) 20:37:10.26 ID:0tltT3lE0
 あれは、私が10歳の誕生日を迎えた日の夜の事でした。

友達たちと遊びまわって、家ではお誕生日会。
疲れるのも無理はないと悪魔でさえ頷くほど、ぐったりしていました。

 そのとき丁度、ベッドに大の字で俯せになっていた私は、このまま寝てしまおう、そう思っていました。



――刹那、眩い光をこれでもかという程、辺りに撒き散らし部屋を駆けていく乱暴な稲妻が現れたのです。



 私は驚き、疲れも忘れて飛び起きるとすぐさま両親が寝ている部屋へ向かおうと思っていました…

が、それを阻止せんとする稲妻が、部屋の唯一の出入口を塞ぎました。

 稲妻は蒼く輝き、閃光を発し、僅かばかりに熱を持っているのも感じられます。

無論、当時の私は恐怖し、ただ稲妻の動きを慎重に伺っていました。

 

 そうして、ゆっくりと、稲妻は正体を現し、その姿を私に晒すのでした…




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