12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 17:59:29.51 ID:xSzDN1Ni0
――こら、ちゃんと言い返さないとダメじゃない
――でも、バイオリンのことしか考えてないのは本当のことだよ
――それじゃだめなのっ!
あいつの頭がバイオリンで一杯だなんてこと、あたしが一番よくわかってた
だからこそ、あたしはそれを認めたく無くて、意固地になっていたのかもしれない
――もう……やっぱりあたしがいないとダメなんだから
あいつの中での私の存在がどれだけちっぽけになっても、この立ち位置だけは譲りたくない
――そうだ、さやか。 ぼくね、また新しい曲を弾けるようになったんだ! また聞きに来てよ!
無邪気な笑顔を浮かべ、とても嬉しそうに私に語る
そんな彼の笑顔が、大好きだったから
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