23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/18(金) 21:32:46.43 ID:t6+Q/WK8o
「さ、さやか?」
腰を手に当て、眉間に皺を寄せながらこちらを睨みつける少女の名を呼ぶ
ああ、これは叱る時の態勢だ。 今までの記憶がぐるぐると脳内を駆け巡る
この状況をどう言い訳するか
元凶の少年を見やると、涼しい顔をして先程現れた少女、美樹さやかに声をかけている
「せいっ」
「おっと」
鉄拳制裁というわけではないが、さやかの鋭い手刀を軽い身のこなしで少年が避ける
「避けるなっ!」
「どうしてだい?」
「あんたがそんなもん持ってるからでしょ!」
「そう言われてもね」
「あんたはともかく、恭介まで変なことに巻き込まないの」
「彼だって興味が無いわけでは無いみたいだけど」
「えっ」
「そっ、それは、ほら、その、恭介だってそういうお年頃だし……いや、だから! そうじゃなくて!!」
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