28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/18(金) 21:54:29.39 ID:t6+Q/WK8o
大きい方には心当たりがあるから問題ないが、と不要な情報を付け加える
「もしかして……ほかの人に頼もうとしてない?」
「何かいけないのかい?」
「だ、ダメだよ!」
「どうしてだい?」
「そ、それは……」
どうしたものか、と周りに目をやるといつもと違う彼女の様子が気を引いたのか、少なくないクラスメイトがこちらを窺っていることに気付いた
ここでこの話を続けるのも得策では無い、そう判断し、耳元へと口をやる
「あ、後でわたしの――」
「鹿目さん」
「ひゃいっ!?」
背後から掛けられた声に驚き、氷水を首筋を垂らされたがごとく背筋がぴんと張る
「えっと……あの、呼んでます……」
腰まで伸びた、夜色の美しい黒の長髪を持つ、眼鏡の少女
転校生でもある暁美ほむらがいつものように控えめな態度でおずおずと教室の入り口を差した
「あっ、ご、ごめんね!」
ありがとう、暁美さん、と短く感謝を伝える
一方のほむらはそんなまどかに小さく会釈をし、視線を戻して
「……へんたい」
口を開こうとした彼とすれ違い様、そう言い放った
「誤解だと思うんだけどなあ」
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