11: ◆yufVJNsZ3s
2014/04/17(木) 22:18:10.42 ID:iWvh8kZB0
吐息がどす黒いぬいぐるみに言われたくはないです。けれど隠すほどのことでもないでしょう。
そもそも、こいつら、絶対知ってる。またまたの茶番だ。
悪趣味なクソめ。
意識してそっけなく私は言葉を出しました。
少女「大したことじゃありません」
少女「ちょっと、父さんが詐欺にあいまして」
借金こさえて一家離散。
ただそれだけです。
ムム「そうか、大変だったんだね」
嘘つけ。あなた、どう見ても人の苦悩を理解できないツラをしてるじゃないですか。
少女「ちなみに、もう私以外の九人は選出されてるんですか?」
ムム「そうだね。きみが最後の一人ってことになるかな」
少女「で、私の能力……有言実行、ですか? これの効果って、」
めぎめぎめぎめぎごりごりがっしゃん
と、私の家の壁を突き破って、何かが。
漆喰やコンクリ片やガラスや壁紙や夜の冷たい空気が。
私に向かって突っ込んでくる――突っ込んで来た!?
同時に何かが伸びてくる。大音響に耳をやられながら、勢いに足を取られながら、後ろに転がりながら、私はそれでも突っ込んでくるそれらの元凶を捉えようと眼だけは決して閉じない。
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