121: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/19(土) 10:15:28.24 ID:s4vLrOmz0
金髪「妥当、だな」
会計「それは妥当と打倒をかけているの?」
金髪「かけてねぇよ! ちったぁ黙れ! 喰うぞ!」
会計「変態ね」
金髪「しかし、解せねぇな。お前の能力……時間停止さえあれば、あんなやつはなんとでもなるんじゃねぇのか」
会計「……チッ」
女が小さく舌打ちをした。能力に関しては完全なるカマかけだったが、どうにもうまくいったようだった。
舌打ちが、自身の能力がばれたことによるものなのか、それとも別の何かを想起したことによるものなのか、それはわからなかったが。
会計「相性は、いいのでしょうね。恐らく」
女は諦観を多分に孕んだ口調で言った。
会計「あの緑色の能力は、十中八九『相手を不幸にする』。私が時間を止めている最中は、その不幸とやらも働いては来なかったわ」
会計「けど、それだけじゃまだ足りない。一の矢だけじゃだめ。二の矢も、できることなら三の矢まで用意したいくらい」
女の深い考えは俺様には知る由もなかったが、保険が必要という考えには同意できる。そして、あわよくば、俺様もこの女も漁夫の利を狙っている。
緑色と、目の前の存在。両方を同時に消せればこれ以上はない。
会計「とりあえず、今後ともよろしく。ここの代金は私が支払っておくわ」
一万円札を扇のように広げつつ、女はタルタルソースを舌先で舐めとった。
……いや、俺様、喰ってねぇし。
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残り六人
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