196: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/23(水) 12:05:29.24 ID:VukTWdSA0
俺たちの間に僅かな沈黙が生まれる。
金髪「なんでこうなっちまったんだろうな」
金髪が呟いた。俺に聞かせようとしているのではないらしい。ただ、こちらの反応を待っているような気はした。
……戯れに反応してみる。
詰襟「過去は変えられねぇからな」
金髪「あいつは買い戻そうとしてたけどな」
詰襟「『時は金なり』か」
あいつも不幸な女だ。
金髪「どいつもこいつも頭のおかしい奴ばっかりだ」
詰襟「頭がおかしくなきゃ、宇宙人の戯言なんて信じないだろうさ」
金髪「は? 俺は今でも信じちゃいねぇよ。うさんくさすぎる」
詰襟「否定はしねぇが」
「「ただ」」
言葉が重なる。
「「信じねぇけど、縋りたい」」
金髪「正義なんて弱者にとっちゃ重荷にしかならねぇ。正しく生きたくても生きていけねぇやつがいる。俺様はそいつらをこそ救いたい」
詰襟「そんなことをしてたら正義なんてザルになる。本当に弱者を救帯なら、世界を正義の枠にはめることこそが重要だ」
金髪「この石頭め」
詰襟「黙れ。悪の手先」
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