過去ログ - 少女「有言実行、しましょうか」
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48: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/17(木) 23:41:56.34 ID:vq3mQqnr0

黒マント「その余裕が、貴様の死因だ!」

 私は跳んだ。三階建てのアパート。普通ならばなにしたって間に合うはずがない。けれど私は普通じゃない。銀髪赤眼の闇剣士なのだ。

 ここは外。屋外。人通りの多い大通り。真昼のオフィス街。
 視界いっぱいに無機物があふれてる!

 車を!
 十台まとめて、ぶっ飛ばす!

 発破解体もかくやと言わんばかりの轟音が響いた。アパートの外壁が無残にも崩れ落ち、土埃で煙幕ができる。
 これなら銃撃だって意味を成すまい。

 同時に私はベンチに飛び乗った。それを浮かせて、猛スピードで屋上へと突っ込んでいく。
 包丁を展開。

 煙幕を潜り抜けながら、私は先ほどの女子に切迫する。天網恢恢疎にして漏らさず。この距離なら銃撃の方が早いと踏んだのだろうが、それは大きな勘違いだ。
 私だっていくつもの修羅場をくぐっている。そう簡単にやられはしない。

??「なっ!?」

 銃撃が来るよりも先に刃を煌めかせた。先手必勝。あっちの能力の全貌がわかっていない以上、時間をかけるのは愚策だろう。
 ざく、ざく、ざく、ざく。包丁が四本、全て、確かに突き刺さる感触があった。体を食い破って切り刻む鋼の刃たち。念には念を入れて、さらに追加で頸動脈、腹、胸に深々と押し込んでおく。

 がひゅ、がひゅ、という空気の抜けていく音だけが聞こえて、それもやがて静かになった。
 
 ほら! やっぱり私が一番強いんだ! ブリュンヒルデ・ノワールに敵なんていない! 原作通りじゃん!

??「もうそういうのいいから」

 背骨から臍にかけて衝撃が走った。
 四肢の自由が不意に効かなくなって、思わず地面に倒れこむ。受け身もできない。手も付けない。顔面から地面に倒れて、なんだこれ、なにこれ、どういう、え、なにこれ!



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