7: ◆yufVJNsZ3s
2014/04/17(木) 22:15:28.96 ID:iWvh8kZB0
ムム「殺し合いっても包丁とかでやるわけじゃない。ま、そういう方法もできるけどね」
ムム「メインはきみたちの生き様だよ」
少女「生き様?」
さっきから私、鸚鵡返ししかしてない気がします。でも仕方がありません。このぬいぐるみ、トチ狂ったことしか喋らないんですから。
ムム「概略はこうさ。生物には大なり小なり生き様ってのがあるだろう? ボクたちは独自の技術として、その『生き様』を能力として抽出する技術を持っている」
ムム「きみたちにはそれを武器として戦ってもらう。で、優勝した暁には、その能力はきみに定着させてあげるし、それとは別に願い事をなんでもひとつ叶えてあげよう」
なんでも。なんでも、なんでも、か。
それは実に魅力的だと、私、思います。それが文字通り言葉通りの「なんでも」であるならば。
少女「本当に『なんでも』なんですか?」
ムム「ボクは地球外生命体だよ。この星より技術はずっと進んでる。恐らく、きみが想像できるようなことなら『なんでも』だね」
少女「地球を滅ぼすことも?」
今まで得意げに喋っていたぬいぐるみが、ここで初めて、怪訝そうな顔をしました。そんな顔もできるんですね。
ムム「……そうするつもりなのかい?」
少女「まさか。それができるなら、何だってできると思っただけです」
ムム「大丈夫だよ、可能さ」
少女「安心しました。じゃあ、いいです」
少女「私、参加します」
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